2016-02-24

マレーシア法人口座開設と就労ビザの複雑な関係

マレーシアに現地法人登記をした後、次に就労ビザの申請をしますが、その前にもう一つやっておかなければいけないことがあります。それが銀行口座開設と資本金の増資です。

マレーシアでは会社設立は2リンギット(約60円)で出来ますが、就労ビザや各種ライセンス取得するには、50万リンギット(約1500万円)以上に増資しておく必要があります(業種により増資金額は異なる)。

法人設立後→銀行口座の開設→増資→就労ビザやライセンス申請、という流れになります。

邦銀にて口座開設する場合、日本に親会社があり既にマレーシアで開設予定の銀行とお取引があれば問題なく開設&増資が可能です(約2週間)。日本以外からの出資及びその割合、会社・個人名義によって異なるケースもありますので、その場合は事前に確認が必要です。

 

さて問題は、日本で大手銀行とお取引がない場合です。具体的には、個人事業主、日本の地方企業、海外に拠点を置く日系企業などがマレーシアに進出する場合です。邦銀では日本でのお取引がないと、マレーシアで新たに法人口座開設ができません。

また、マレーシアのローカル銀行では、取締役(Director)や実際に口座を管理されたり、小切手にサインする方(Authorized Signatory)が外国人の場合、就労ビザを取得していないと、口座開設できないところが多くなってきています。

法人登記する際に現地取締役を入れることになっておりますので、現地の知り合い(就労ビザ等を持っている日本人も可)やノミニーを代理に立てられる事も多いようですが、少し心配も残ります。

このように、ビザやライセンスを取得するために、資本金の増資をしなければいけないのに、ローカル銀行側は口座開設にビザを要求するという矛盾が起こっています。ローカル銀行でも支店によって状況が異なったり、取締役や口座管理する方が就労ビザを持たなくても、法人口座開設が可能という支店も稀に残っていますが、年々厳しくなってきているので注意が必要です。

マレーシア法人口座開設と就労ビザの複雑な関係” への2件のフィードバック

  1. 最近は法人口座開設が以前の様にスムーズにできなくなってしまいましたね。法人口座が無いと就労ビザ取得に必要な金額に増資する事ができないので、就労ビザも取得できない状態ですね。ビザの取得必要なければ現金商売するのですけどねー。笑

    1. コメントありがとうございます。以前はスムーズに口座開設ができたのですね、移民局と銀行間の制度が整ってくれればいいのですがね。

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