マレーシア・従業員社会保障SOCSOの登録方法

今日は、マレーシアでの会社設立関係のお話です。マレーシアでローカル従業員を雇いました。さて、給料日前となり、従業員に給料を払う準備をします。

マレーシアの給料は、基本的に額面の金額です。給料を払う際は、EPF(従業員積立基金/KWSP)、SOCSO(従業員社会保障/PERKESO)、個人所得税などを天引きし、会社が従業員の代わりに収めます。

なお、EPF、SOCSOは、現地従業員は加入必須ですが、外国人は任意、もしくは登録自体ができません。(2019年予算案の成立により、外国人労働者もSOCSOに登録する必要が出てきました。)

SOCSO(=Social Security Organisation)の会社登録方法についてですが、マレー語では、PERKESOです。手続きは、会社秘書役や代行で手続きをしてくれる会社があります。私は、一応把握しておきたかったので、会社登録に直接SOCSOオフィスに行ってきました。難しくはないですし、すぐ手続きが終わります。

【必要書類】
1、FORM 9(会社秘書役より入手。コピーでOK)
2、FORM49(会社秘書役より入手。コピーでOK)
3、申請用紙1(Employer’s Registration Form)
4、申請用紙2(Employee’s Registration Form)
5、雇用主(Director)のパスポート/ICコピー
6、従業員のICコピー
7、会社スタンプ(念のため)

申請に行く際は、代理人が行っても大丈夫です。ウエブサイトには、代理人が行く場合は、別途代理人レターが必要とありますが、私が行った時はレターは必要ありませんでした。また、担当者によっては、会社印を求められるので、持参する方が良いでしょう。

上記の書類を用意し、受付で会社登録に来たと伝え、番号をもらって、書類提出、手続き完了です。1−2週間で、会社登録の審査が終わります。その後は、毎月15日までに、前月の支払い分を済ませます。初回は、カウンターでの支払いですが、2回目からは、オンラインでの支払いが可能だそうです。

申請方法(英語):https://www.perkeso.gov.my/en/social-security-protection/employer-employee-eligibilty/employer-employee-registration.htmlhttps://www.perkeso.gov.my/en/

さて、肝心の負担額についてです。給与RM4,000以上は、一律会社負担はRM69.05、従業員負担はRM19.75です(2016年12月現在)。

給与例: 会社負担額 従業員負担額
When wages exceed RM2,900 but not RM3,000 RM51.65 RM14.75
When wages exceed RM4,000 RM69.05 RM19.75

詳しいレートは、下記のリンクをご参照ください。
負担額レート:https://www.perkeso.gov.my/en/social-security-protection/employer-employee-eligibilty/rate-of-contributions.html

SOCSOのオフィスは、KL市内、セランゴール州など、支店が16箇所あります。
支店検索:https://www.perkeso.gov.my/en/contact-us/location-and-working-hours/branch.html

SOCSOウエブサイト:https://www.perkeso.gov.my/index.php/en/

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コメント

  1. appbc より:

    Epf contribution allow to choose 2 package of 11% : 13% or 8% : 13% of last year new announced.

  2. GEN より:

    SOCSOの申請方法ありがとうございます。業者にお願いすると大した手間でもなさそうなのに、結構な費用が掛かるような話を聞いたので助かります。オンラインでの支払い方法がわかれば、記事にして頂けると助かります。

  3. Suto Aya より:

    GENさん、コメントありがとうございます。オンラインの支払いは、まずローカル銀行でのオンラインバンキングで登録の必要があるようです。また、記事に出来ればと思います。