海外で働く日本人女性のブログ、マレーシア在住の須藤文です。さて、2月はマレーシアに来て初めてのチャイニーズニューイヤーでした。イスラム教を国教とするマレーシアでは、イスラム教だけでなく、中国、インド、キリスト教それぞれの正月をお祝いします。
街中の装飾がド派手です。宗教がうまく共存できるのは、マレーシアならではですね。「招財進寶」2016年の干支は申年です。
ちなみに、マレーシアは祝祭日が多いので、年間休日数も多いと思われるかもしれませんが、年間にすると休みは日本より10日ほど少ないです。旧正月1日目と2日目は、マレーシア国民みんな、お休みです。チャイニーズは、地方の実家に帰省し、長めに旧正月休みをとります。
さて、クアラルンプールに戻ってきた彼らたち、お祝いはまだまだ続きます。街中はひっそり落ち着いていても、チャイニーズのお宅では毎日どこかでどんちゃん騒ぎ。マレーシアで初めての旧正月は、ローカルチャイニーズのお宅訪問をしましたので、潜入レポートします。
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ハウスウォーミング・知人友人宅で旧正月祝い
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先日の記事で紹介した通り、ハウスウォーミングパーティーは、新築祝いや引越祝いで使われる言葉ですが、チャイニーズの間では、大体旧暦一月十五日まで、ハウスウォーミングやオープンハウスといって、友人や知人を家に招き、旧正月のお祝いをします。人を呼んでもてなす=福を呼ぶことだそうです。
家に招待したり、招待されたり。そこで新年の挨拶を交わします。合い言葉は、「恭喜発財(ゴンフェイファッチョイ・広東語、コンシーファーチャイ・マレーチャイニーズ、ゴンシーファーツァイ・北京語)」!
招待状もちゃんと送付されます。
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旧暦一月八日深夜〜九日・福建省の正月
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ハウスウォーミングに何件か訪問させてもらった中で一番盛大だった日をご紹介します。それは、旧暦八日目、福建省のお正月をお祝いする日でした。なぜマレーシアで福建省と思われるかもしれませんが、マレーシアの華僑(中国をルーツにもつ人)は、広東省や福建省出身が多いのです。
じゃじゃーん、豚の丸焼き3頭!!中国文化に触れ始めて、はや10年。お頭付きも気にならなくなりました、笑。マレーシアでは、豚やアルコールはタブーじゃない?と思っていたのですが、華僑の生活圏に一歩足を踏み入れると豚もアルコールもよく見かけます。それにしてもブタちゃんたち、、ありがたくいただきます。
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花火・爆竹
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そして、深夜0時、爆竹タイムです!旧正月には欠かせない風物詩。
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マレーシアの旧正月料理・イーサン(魚生)
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日にちは変わりまして、この日は中華レストランでの集まりです。マレーシア及びシンガポールの旧正月に欠かせない料理、イーサン(魚生)です。中国本土では見た事がありませんでしたが、箸で高く持ち上げるほど縁起がよく、混ぜながら願い事をするそうです。
笑。野菜の千切り、サーモンとナッツ、甘酸っぱくで美味しいです。
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ギャンブル
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旧正月集まって、皆で食事して、、そして、、、キャンブルも欠かせません。マレーシアはゲンティンハイランドというところにカジノが有りますが、それ以外は認められていません。しかし、旧正月期間だけ、家に集まっては大人たちは夜な夜なギャンブルを楽しみます。しかし真剣です。
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ライオンダンス・獅子舞
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縁起担ぎのライオンダンスです。マレーシアでは、この時期ショッピングモールなどでライオンダンスを見る事が出来ます。が、家に呼ぶこともあります。各部屋を一部屋ずつ回って福を運んでもらいます。
ということで、マレーシアの旧正月の特徴をピックアップしてみました!
コメント
マレーシアの旧正月、チャイニーズニューイヤーですか、ずいぶんと派手なに楽しく迎えるのですね。爆竹からイーサン料理、ライオンダンスにギャンブル。マレーシアに行く機会があったら旧正月も是非楽しみたいですー。
コメントありがとうございます。街中の旧正月イベントはあまりないようですが、機会があればぜひローカルのお宅に行ってみてください。楽しいですよ。