2021年7月水際対策 海外から日本帰国時の必須書類!!

2021年7月現在、海外から日本に帰国する際の手続きや準備がとても煩雑です。

本記事では、マレーシア側で求められている準備事項と、
後半は、日本入国に際しての準備事項をまとめております。

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出入国ルールや必要書類は、随時更新されています。
最新情報は、ご自身でお確かめください。
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マレーシアから日本に入国する場合、2021年6月4日入国分より、
強制隔離6日間が義務付けられました。

(2)B.1.617系統の変異株(デルタ株等)指定国・地域からのすべての入国者に対する検疫の強化

  • イ 上記アに基づく変異株B.1.617指定国・地域のうち、現地の感染状況、我が国の空港検疫での検査における判定状況等を総合的に判断の上、高い懸念がある国・地域からのすべての入国者及び帰国者に対し、当分の間、入国後3日目及び6日目に改めて検査を行い、いずれの検査においても陰性と判定された者については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日間の自宅等待機を求めることとする。
  • <イの措置対象国・地域>
  • 令和3年6月1日、指定された国・地域は以下の通り(措置開始は令和3年6月4日午前0時(日本時間)から)。
    ベトナム、マレーシア

外務省HPより

また、マレーシアに関わらず、
海外から日本に入国する場合は、出発72時間前の陰性証明書の提示が義務付けされました。

(1)検疫の強化
 令和3年3月19日以降、全ての入国者(日本人を含む。)は、出国前72時間以内の検査証明書を提出しなければなりません。検査証明書を提出できない方は、検疫法に基づき、日本への上陸が認められません。出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。検査証明書の取得が困難かつ真にやむを得ない場合には、出発地の在外公館にご相談ください。

日本人でありながら、陰性証明書の不備により、
上陸拒否されるケースもニュースになってました。
念入りに準備が必要です。

帰国準備チェック項目

日本帰国に際しては、
ロックダウン中におけるマレーシア側の準備と、
日本側の準備が必要です。
まずは、マレーシアでの事前準備について。

✅ PCR検査の予約(鼻咽頭スワブor唾液検査)
※令和3年7月1日以降は、「鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合検体」も有効。(外務省HP

✅ 空港までの車を予約

✅ 警察許可取得

✅ (早朝便の場合は、空港近くのホテル予約)

続いて日本入国に際しての準備事項です。

✅ アプリのダウンロード

✅ 質問票の準備

✅ 誓約書

✅ 陰性証明書

それでは、チェック項目を一つずつみていきましょう。

PCR検査の予約

マレーシアで一般的なPCR検査方法は、
スワブ検査(鼻に綿棒をグリグリする方法)になります。

日本帰国に際しても、鼻咽頭スワブは有効ですが、
子供には結構痛いのでかわいそうです。

マレーシアで唾液でPCR検査を希望する場合は、
唾液検査を希望する旨を、
事前にクリニックに問い合わせをしましょう。

また帰国に際しての陰性証明書は、
厚生労働省の決まったフォーマットを使用することが推奨されています。
ローカルクリニックで対応可能か確認しておく必要があります。

2021年6月末現在、マレーシアは、ロックダウンが強化されており
外出は、食料の買い出しや病院への通院以外は認められておりません。
PCR検査を受ける際は、半径10km以内の地域の病院にするか、
遠い場合は事前に病院からアポイントメントレターを発行してもらいます。

PCR検査費用は、
政府で上限が定められているそうですが、
ローカルクリニックを何件か問い合わせたところ、
RM200-300でした。

ちなみに、ローカルクリニックの場合、事前予約は不要のところが多いようです。

日系の某有名クリニックは、検査自体はRM400、
新規患者ですと登録料が+RM50で、合計RM450とお高めです。

良い点としては帰国便から逆算し、
いつ検査を受ければ良いか案内してくれて、
厚労省のフォーマットにも対応しているのでその点は間違いはありません。

唾液検査は、鼻咽頭スワブに比べ、
不快な思いはしないですし、
子供でも自分で唾液が出せる年齢であれば
全く問題はありません。

むしろ、子供の方が一般的に唾液分泌量が多いので、
大人の方が苦労するかもしれません。

検査2時間前からは、飲食、水を飲んだり、
歯磨きもしないよう事前に注意事項がありました。

出発72時間前に採取した検体は、24-48時間以内に結果が出ます。
結果は、PDFで送られてくれば大丈夫です。
それを印刷しておきましょう。

※印刷ができず、jpgデータを検疫で提示したところ
データが有効でないなど、揉めたという話もありますので、
受け取った証明書は印刷するのが確実です。

陰性証明書フォーマットの要領はこちら。
有効な「出国前検査証明」フォーマット(厚生労働省)新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。

定期的にフォーマットが更新されるようですので、
最新版は、ご自身でお確かめください。

空港までの車を予約

ロックダウン中のクアラルンプールは、
空港へ行く際には警察許可が必要となります。

現在、航空便各社減便されているため、
運行しているフライトが限られており、
早朝などの飛行機に乗る方も多いかと思います。

日中であれば、グラブを利用するので問題ないかと思いますが、
早朝や夜間は、グラブが捕まらない可能性が高いので、
事前に空港までの車を手配しておく必要があります。

警察許可取得

警察許可は、お住まいの地区の警察署で取得します。

これも、ロックダウン中で外出制限があるがゆえの手続きになります。

小さい警察署ですと対応してない場合がありますので、
最寄りの一番大きい警察署になります。

<必要書類>
1、申請書(ダウンロード
2、帰国便航空チケット
3、パスポートコピー
4、PCR陰性証明書

私が申請に訪れたときは、
チケットもパスポートも陰性証明書も大してチェックされませんでした。

所要時間5分。

警察の担当者によっては、
必要書類が変わってくる場合があるので
上記のコピーを全て持っていった方が無難です。

一度、近所の警察署を訪れた際、
出国4日前に行ったら早すぎると言われました。

警察許可は、出発の前日及び前々日で良いかもしれません。
警察署は日曜日も空いています。

(オプション)空港近くのホテル予約

早朝便の場合は、空港直結のサマサマホテルなどに前泊するのも良いと思います。
確か一泊RM300-400ほどだったと思います。

さて、次は、日本側の入国に際しての準備事項についてです。

アプリのダウンロード3種2種

日本入国に際しては、3種2種アプリをインストールすることが義務付けられています。
正直すごくめんどくさいです。

追記:13歳以上のお子様が保護者と帰国される場合も、
スマートフォンの携帯およびアプリのインストールが求められるようです。

また現在、位置情報アプリ(OEL)のダウンロードは不要となり、
アプリは2種のインストールに集約されたそうです。(2021年7月末)

日本入国時には、
全てのアプリのインストールを確認され、

インストールしてない場合は、
その場でインストールを求められます。

もし、インストールできない場合は、
スマホレンタル(15,000円)が義務付けられています。

日本到着後の入国手続きでの時間短縮のために、
全てインストールし設定しておくことをお勧めします。

<アプリその1>

位置情報確認アプリ(不要)
(OEL)Overseas Entrants Locator


位置情報報告に使うアプリです。

強制隔離ホテルに到着後すぐに「チェックイン」ボタンを押し、
その後も「今ここ」ボタンを要請に応じてタップする必要があります。

<アプリその2>

ビデオ通話アプリ
(MySOS)


居所確認のために、
担当者からビデオ通話が
不定期できます。

着信があれば応答する必要があります。
上記2つのアプリは、日本帰国後14日間ほぼ毎日使います。

<アプリその3>

接触確認アプリ
(COCOA)

新型コロナウイルス感染症の感染者と
接触した可能性について通知を受け取ることができます。

その他、3つ目として位置情報設定が必要になります。
Iphoneの方はインストールは不要のようです。

アプリのインストール方法と、設定手順はこちら↓
厚生労働省ウエブサイトより
スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用についてー新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。

質問票の準備

入国・帰国の際は質問票の提出も必要です。

質問票は、到着前にWeb入力します。

入国後14日間の健康フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を確認します。日本国内で入国者ご本人が使用できるメールアドレス、電話番号を質問票に必ず記載してください

質問票のダウンロードには、インターネット環境が必要ですが、
その後の入力とQRコード作成はオフラインでも可能です。
事前に質問票をスマホのホーム画面に追加しておくと便利です。

厚生労働省ウエブサイトより
質問票の提出について新しいウィンドウで開く。外部サイトの場合はアクセシビリティガイドラインに対応していない可能性があります。

誓約書

検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出について

●日本入国前に滞在した国・地域に応じて、検疫所が確保する宿泊施設で待機し、検査を受けていただきます。
●検疫所へ「誓約書」の提出が必要です。14日間の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存・提示、接触確認アプリの導入等について誓約いただくことになります。「誓約書」が提出できない場合、検疫所が確保する宿泊施設等で待機していただきます。誓約に違反した場合は、検疫法に基づく停留措置の対象となり得るほか、(1)日本人については、氏名や、感染拡大防止に資する情報が公開され得ること、(2)在留資格保持者については、氏名、国籍や感染拡大防止に資する情報が公開され得ること、また、在留資格取消手続及び退去強制手続等の対象となり得ることがあります。

検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00249.html

陰性証明書

陰性証明書がないと、まずは日本への入国ができません。
忘れずに、再度チェックしましょう。

終わりに

入国のタイミングによっては、
入国審査とPCR検査及び結果待ちに時間がかかり、
空港で4時間かかったというケースも見受けられました。

できる限り事前に準備をされると良いと思います。

また、強制隔離中の宿泊代、毎日3食のお弁当、PCR検査代等
全て公費で賄われています。

ちなみに、マレーシア入国時は、それら費用は大人最低10万円〜!!入国者負担です。

帰国時に日本でウイルスを拡大させないためにも、
ルールをしっかり守り、14日間はできる限り外出を控えましょう。

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